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VOICE

Case
23

移住者の声

東京都 → 新城市

平日はフリーランスとして働き、週末は個性的な宿の企画・運営。
やりたいことができる場所がここだった。

鈴木孝浩さん

<プロフィール>
愛知県みよし市出身。大学で上京以来7年間、東京で過ごす。25歳で大手デベロッパーを退職し、2年間かけて自転車で世界一周旅行へ。28歳で帰国し、2014年「地域おこし協力隊」に参加するために移住。2017年11月より週末は古民家宿を経営。平日はプログラミング講師やWEB運営事業などを手掛けている。

Q1.新城への移住のきっかけは?

 東京でサラリーマンとして働いていた時に、やりたいことをできるうちにやっておきたい!という思いが強くなり、退職して自転車で世界一周旅行に出ました。様々な国の文化に触れながら、また途中命の危険にさらされながらも現地の人に助けられるなど、まさに人生観の変わる旅になりました。
 もともと、会社勤務していた時は、定年後に田舎暮らしをしたいと思っていたのですが、この旅をきっかけに、田舎暮らし計画が前倒しに。どこに住むか、何をするかを考えた時に、食べることが好きなので、野菜を作ったり、狩猟ができる場所がいいなと考えた時に候補に上がったのが新城でした。
 実際に見に行った時に、市が若者移住支援をしていることや、地域おこし協力隊の存在を知りました。「ぜひうちに!」と協力隊の面接の時に言われ、移住を決めました。東京にも友人がたくさんいるのですが、東京からでも気軽に来られる距離というのもポイントでした。

Q2.現在の宿をオープンするに至った経緯を教えてください。

 地域おこし協力隊での仕事が、イベントの企画や情報発信でした。たとえば廃校を利用した謎解きゲームなどを行いました。この仕事を通じて、外部の人を呼ぶための知見が得られましたし、イベントの参加者から、せっかくここに来たなら泊まってもっとゆっくりしたいという声が聞かれるようになったことから、2017年11月から、もともと空き家になっていた古民家で、宿泊のみの宿を始めました。
 ・タカハウス(https://takahouse.net/

Q3.宿ではどのようなことができるのでしょうか?

 ここならではの体験ができる、「遊べる宿」がコンセプトです。敷地が広いので、BBQをやったり、ピザを作ったり、夏には庭で水鉄砲合戦もやっています。他にも藍染め体験や、自家製ひょうたんのランプ作り、もちつき、屋内でのボードゲーム大会など、ゲストに応じてさまざまな体験を企画しています。
 特に広告はしていないため、お客様は私のブログを見た人です。中でも狩猟や自転車好きな人が多いかもしれません。一度泊まった人が、別の人を紹介するなど、出会いが広がっていくことが嬉しいですね。通常、料理は提供していませんが、猪鍋を一緒に作って食べることもあります。基本的には、普通の旅を望むのではなく、この場所でしか体験できないことを心がけています。

Q4.新城にどのような魅力を感じていますか?

 “ほどよく都会"ということでしょうか。アクセスのいい田舎です。どこかで田舎暮らしを始めたいと思っている人には、最適な場所だと思います。東京にも2時間ですし、仕事も作りやすいと思います。私も宿の仕事は週末だけで、平日は新城駅近くでプログラミングの講師をしたり、自宅でウエブ事業を行うことで生計を立てています。インターネットが繋がっていれば不便さはないと思います。
 東京に住んでいても通販で買い物をして、Netflixで映画を見ているじゃないですか。結局、どこでもできることをやっているんですよね。こちらだと、住空間が充実している、大自然が広がっている、狩猟ができる、野菜が作れるなどここでしか叶えられないことがたくさんあると思うんです。そう考えると、すごく魅力的ですよね。

Q5.新城で一番好きな場所を教えてください。

 ズバリ乳岩峡(ちいわきょう)です。自転車を含め世界60カ国を回りました。もちろん日本全国も行きましたが、ここの水は抜群にきれいじゃないかと思っています。また岩がとても大きくて、その上を清流が流れているんです。川遊びには最高です。私も宿泊客の人とトレッキングに出かけています。ぜひ行ってみてほしい場所です。
 ・ブログ(https://takahirosuzuki.com/

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※記載内容は取材当時のものです。

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