田原市
愛知県の南、渥美半島の先端に位置します。北は三河湾、南は太平洋に面し、西は伊勢湾に突き出す、海岸延長約100kmの町。マリンリゾートの聖地である大石海岸(太平洋ロングビーチ)や伊良湖岬、蔵王山など海と山に囲まれた風光明美な観光地です。
太平洋の黒潮の影響を受け、年間通じて温暖な気候を活かしたメロン栽培が盛んな他、田原牛、あさりなど名物グルメも豊富。
農業産出額では全国市町村第一位を誇り(平成18年)、キャベツやブロッコリーをはじめとした野菜類、肉用牛・豚、電照菊やガーベラといった花卉など、収益性の高い農業が営まれています。
産業情報
工業では、工業製品出荷額の97%を輸送用機械器具が占めています(注1)。農産の出荷額は77%が耕種であり、花卉(かき)類のキクが一番。大葉の生産は全国トップレベルです。
畜産では豚の生産が盛んであり (注2)、生産量は多くないものの、田原牛、あつみ牛、伊良湖常春ビーフなど、こだわりのあるブランド食用牛が育てられています。
魚介類も多彩でアサリ、フグ、平貝、ナガラミ、大アサリ、シラス、岩蠣などを中心に豊富な水揚げ量を誇ります。
また観光産業も盛んで、伊良湖海水浴場など、観光スポットとしても有名です。
注1 経済産業省経済産業政策局調査統計部 「平成21年工業統計表「市区町村編」データ」
注2 農林水産省「平成18年生産農業所得統計」
見どころ観光スポット
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吉胡貝塚資料館 (シェルマよしご)
吉胡貝塚は、縄文時代の後期・晩期を中心とした日本を代表する貝塚遺跡の一つです。火おこしのほか、まが玉や貝の腕輪作りなど、古代の生活体験をする教室が開かれています。
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スナメリくらぶ
汚染が進む三河湾で生息を続ける、世界で一番小さなイルカ、スナメリ。美しい海を取り戻し、スナメリが生きやすい環境を作るために発足されたのが「スナメリくらぶ」です。 主な活動であるスナメリウォッチングツアーを通じて、自然の神秘を伝えながら、環境に関するあらゆることに目を向けて、地球環境の保護に力を注いでいます。
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万葉の歌・詩碑
岬の先端、灯台背後の古山斜面にこの歌碑は建てられています。碑面には、天武朝の皇族麻績王(おみのおおきみ)が伊良湖に流された時に詠まれた歌「うつせみの命を惜しみ浪にぬれ伊良湖の島の玉藻刈り食す」(万葉集巻一)が鈴木翠軒の揮毫により刻まれています。万葉集の一巻に収められているこの歌は、潮騒の浜にふさわしい、万葉の名歌といわれます。
ご当地グルメ・お土産・特産品
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- 貝
- 海に囲まれた田原市では、魚介類の水揚げが豊富です。中でもアサリ、カキ、ハマグリ、赤ニシ、本ミル貝、アワビ、サザエ、赤貝、とり貝、真ガキなど多種多様な貝類が水揚げされます。
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- 渥美半島 野菜
- キャベツ、ブロッコリー、レタス、カリフラワー、セルリーなど、各種洋菜の生産が盛ん。特に近年の健康ブームから、洋菜は消費者の高い注目を集めており作付面積、収穫量ともに順調に増えています。
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- マスクメロン
- 5月中旬から7月中旬に出荷される露地ものや、6月中旬から10月頃にかけて出荷される温室メロンが名産。露地、温室を合わせて全国でも有数の産地であり、農業産出額では市町村別で全国上位に入ります。
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- イチゴ
- イチゴは、ビニールハウスなどで栽培され、11月から5月頃まで出荷されています。また、各所にあるイチゴ農園では1月から5月頃までイチゴ狩りが行われ、多くの観光客らで賑わっています。
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- 花
- ベゴニア類、ラン類、観葉植物、花木類など多種多様。近年は小型化したもの、形が変わったものや色とりどりの鉢に植栽したもの、ラッピングしたものなど趣向を凝らした鉢が出荷されています。
地域マップ情報
問い合わせ先
問い合わせ先: | 渥美半島観光ビューロー |
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住所: | 〒441-3492 田原市田原町南番場30-1 |
TEL: | 0531-23-3516 |
FAX: | 0531-22-2026 |
URL: | http://www.taharakankou.gr.jp/ |