東三河で暮らすLiving in Higashimikawa

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VOICE

Case
21

移住者の声

大阪府 → 豊川市

市の開業支援制度を活用し動物病院を開院。
温かい人たちに囲まれ、心穏やかな生活。

越智俊二郎さん

<プロフィール>
愛媛県出身。大学時代は神奈川県で過ごし、卒業後は三河安城の動物病院に4年勤務。その後、キャリアアップのため症例数の多い大阪の動物病院で4年勤務。2018年5月に豊川に移住し、ゆずの木どうぶつクリニックを開業。現在、2歳の女の子と動物看護師として一緒に働く奥様と3人暮らし。まもなく第2子が誕生予定。

Q1.豊川への移住のきっかけは?

 三河安城の動物病院に勤務していた時に、今の妻に会いました。大阪に住んでいましたが、子どもが生まれたのを機に、ゆっくり育てられる環境で生活したかったことと、妻も動物看護師として働いていますので、妻の両親のサポートも受けやすいと思って、愛知県に戻ってきました。
 豊川を選んだのは、妻の実家が近く、開業支援制度があったからです。この支援制度は、市役所に転居の手続きに出かけた時に教えてもらいました。開業にあたって市から補助金がもらえ、商工会議所に資金調達方法や開業場所の選定などの相談にものってもらえました。特にありがたかったのは、犬や猫を飼っている人が多いのはどのエリアかなどの情報も教えてもらえたことです。8ヵ月ぐらいの準備期間を経て、2018年5月に豊川に移住し、動物病院を開業しました。

Q2.豊川で開業してよかったと思っていることは?

 まず、こちらの飼い主さんは、優しい方が多いというのが印象です。神経質ではなく、大らかにペットと生活している感じですね。他には、同業の先生たちも優しいことです。
 私は東三河の臨床研究会や獣医師会に所属していますが、このエリアの獣医師会を、みんなで盛り上げていこう!という思いが強いようです。新参者の私に対して、みなさんとても寛容に接してくださいますし、会合にも積極的にお声をかけていただいております。最近では、ちょっと大変な手術の時に、その専門分野の先生が手伝いに来てくれました。それぞれ得意分野が違いますので、お互いに助け合っていけるという環境はとてもありがたいと思っています。

Q3.子育てをする環境という点から、豊川の生活はいかがですか?

 共働きなので、保育園を探しました。隣の豊橋に比べると施設自体の数が少ないので、入るまでに少し待機しました。また、土日の保育所も少なく、今は豊橋の託児所に預けています。そういう点では少し苦労しましたが、その他では自然が豊かで公園もたくさんあり、季節を感じられる場所で思いっきり遊べるのはとても魅力的だと思います。
 近くには桜が咲いて散歩できるところもありますし、家族で一番お気に入りの「赤塚山公園」には小規模ですが「ぎょぎょランド」という水族館や「アニアニまある」という動物園があり、どちらも入館料は無料!休みになると出かけています。
 私自身、幼い頃は山を走り回っていたような子どもでした。子どもにも自然と触れ合える機会をたくさん持たせたいですし、もう少し大きくなったら、キャンプや釣り、フェスなんかにも一緒に行きたいと思っています。

Q4.普段の生活に不便さを感じることはありますか?

 基本的には車での生活です。渋滞もありませんし、不便さを感じたことはありません。浜松までは30分で、Costcoもあります。名古屋にも近いですし、どちらも気軽に出かけられる距離です。あと、東京や大阪に比べたら、物価は安いです。総合的に考えて、生活しやすい町だと思いますね。

Q5.あらためて、豊川・東三河の魅力はどんなところに感じていますか?

 正直、こちらに移住するまでは、豊川は「豊川稲荷」しか知りませんでした(笑)。町のイメージも何もありませんでしたし。実際住んでみると、とにかく人が温かいんです。飲食店に行っても、店主は皆さん気さくで、すぐに常連さんのように仲良くしてくれます。人がそれほど多くないので、人と人との距離感が近いんでしょうね。かつて三河安城の病院に勤務していたとはいえ、私は県外者です。そんな外部からの人間を温かく迎え入れてくれる風土のようなものがあるんだと思います。
 仕事に関しても、開業支援制度はありますし、まだまだ土地もたくさんあります。しかも大通り沿でも土地代は驚くほど安いですから、ビジネスチャンスはたくさんあると思います。

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※記載内容は取材当時のものです。

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