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VOICE

Case
20

移住者の声

東京都 → 豊橋市

すべてが近くにそろっているので仕事も子育ても無理なく両立。
子どもに”素敵な故郷”ができる喜びも。

伊藤智代さん

<プロフィール>
東京都小平市出身。2013年11月結婚。2014年4月に豊橋へ転居。それに伴い、東京海上日動火災保険株式会社・三河支店へ異動する。現在、3歳の男の子と夫の3人暮らし。

Q1.豊橋への移住のきっかけは?

 学校も就職先も東京でした。豊橋出身の夫と知り合ったのも東京でしたが、夫は義父が経営している会社に入るため、結婚の翌年の2014年に豊橋に転居してきました。私の勤務する企業はIターン制度があり、結婚をきっかけに豊橋への異動を申請。承認されて現在に至っています。
 東京では本社の経理部にいましたが、現在は代理店さんを通じた保険営業や、市役所とともに地方創生を推進する業務などを担当しています。豊橋に支社があり、会社の理解もあったので、退職することなく引き続いて勤めることができたのはありがたかったです。

Q2.豊橋での仕事で大変だったことは?

 まったく仕事の内容が変わりましたので、最初は少し戸惑いました。ただ、本社では社内の人とのみやりとりをする仕事でしたが、こちらに来てからは地元で活躍する方々と直接知り合うことができ、仕事を通じて地域を身近に感じることにやりがいを感じています。地元の方々も、とてもフランクでウエルカムな雰囲気です。気付いたら、あれ?私、三河弁話している?ということも(笑)。代理店さんからは、自宅で作ったゆずや大根をいただくなど、代理店さんともお客様とも距離が近く、温かな関係性が築けています。自分のペースで、地域に寄り添って働いているという感じですね。
 東京時代は、職場が丸の内でしたので、就業後に女子会をやったり、皇居ランをしたりと、OL生活を満喫していましたが、それもやり尽くした感がありました。今は、豊橋での時間の流れが心地よいです。

Q3.子育てと仕事の両立という点から、豊橋の生活でよかったと思うことは?

 2017年1月に第一子を出産しました。産休・育休を取得して、翌年の1月に復帰。4月までの3カ月間は時間短縮勤務で、4月からはフルタイム勤務に戻りました。育休後、早いタイミングで9時〜17時のフルタイム勤務に復帰できたのは、通勤時間が短いというのが大きいと思います。自宅から会社まではバスで15分、自宅から保育園までは車で5分です。全部がコンパクトにまとまっているのでありがたいですね。おかげで、夜は家族団欒の時間もゆっくりとれ、オンとオフのメリハリのある毎日です。東京の時は満員電車に乗って1時間半かけて通勤していたので、子育てしながらだとかなり大変だろうなあと思います。
 子どもの保育園に関しても、育休明けの4月からスムーズに認可保育園に入園できましたし、病児保育も利用できており、両親の助けが期待できない私たちにとっては、とてもありがたいです。
 他には、何と言っても自然が豊かなことですね。海も山もすぐそばにあります。子どもは3歳の男の子ですが、普段遊ぶ公園もたくさんあって事欠きません。夏は新城の川へ遊びに行きますし、冬は東栄まで温泉に行きます。どこに行っても、人が多い東京とは違って、ゆったりと季節を感じることができるのは、子どもにとってもいい環境だと思っています。

Q4.豊橋に来てから苦労したことは?

 転居してきた時は、誰も友人がいませんでしたので、コミュニティを築けるのか不安でした。ただ、そんな不安も少しの間だけで、ヨガに通い始めるなど、楽しいこともすぐに見つけられましたし、友人に会いたいと思ったら東京にも行けますし、自分のペースで無理なく馴染んでいこうと思うようになりました。
 子どもが生まれてからは、保育園のママ友とランチに行ったり、コミュニティも少し広がりました。地元の友人もちょうど同じように子育て期になり、近くに住んでいても頻繁に会うことが難しくなっているようです。私が帰省するタイミングで集まってくれるのですが、友人にとっても集まれるいい機会になると、喜んでもらっています。
 お買い物なども、今はネットで何でも買えますし、ウインドウショッピングがしたいなあと思ったら、浜松や名古屋にもすぐ出られますから、不便さはあまり感じません。

Q5.あらためて豊橋・東三河の魅力はどんなところに感じていますか?

 すべてがコンパクトにまとまっているので、生活しやすいというのがありますが、それ以外にこの土地ならではの、伝統的な祭り文化が脈々と受け継がれていることが素晴らしいと思います。
 豊橋は手筒花火の発祥の地で、夫も幼い頃からこの花火を見て育ってきました。今では自分で手筒花火を作って自分で揚げています。5月から夏の本番まで、平日の仕事後も週末も花火大会の準備に出かけていますが、本番はやはり感動します。毎年、この花火を見に私の両親も東京からやってきます。おそらく子どもも将来、夫のように花火を揚げるのでしょうね。地元の人たちとの絆が強いと思いますし、心の故郷のような場所があることは、とても素敵なことだと思います。

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※記載内容は取材当時のものです。

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